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毎月5~10万円の高級美容液 vs 美容医療 どっちがエイジングケアに効果ある?

しみ しわ、小じわ、たるみ
2023.04.28.金曜日
しみ しわ、小じわ、たるみ | 2023.04.28.金曜日

 

あなたはどれくらい化粧品にお金をかけていますか?高級美容液を使っているなど、毎月5〜10万円化粧品に費用をかけているならば、年間にすると50〜100万円もかかっていることになります。

もし、50〜100万円の費用を化粧品に投資するくらいならば、美容医療の方がいいのではないかと考えられる方も多く、当院にも相談されることがあります。では、果たして高級美容液などの化粧品と美容医療では、どちらがエイジングケアに効果があるのでしょうか?

今回は高級美容液などの高級化粧品に投資するのと、美容医療ではどっちが結果的に効果があるのか比較していきます。

そもそも、化粧品にはどんな効果があるのか?

まずは化粧品についての説明からさせていただきます。

化粧品は、潤いや美容成分などの機能によりお肌の状態を美しく維持する、整えるためのものであって、劇的な効果や変化を期待できるものではありません。でも、多くの方は何らかのプラスの実感があるから化粧品を使い続けているのではないでしょうか。

化粧品は基本的にお肌に外からつけて使用するものなので、皮膚の深いところ、皮膚の下の部分までは届くことはありません。

とはいえ、多くの方は肌の奥深くまで化粧品が作用するようなイメージをもたれているはずです。最近の化粧品はいろいろと工夫されています。例えば、成分をナノ化して皮膚への浸透を良くするとか、界面活性剤を新しく開発し肌に刺激がない程度に組み合わせることで浸透を高めるなど、新しい技術や工夫がどんどん進化してきています。

そのような技術をもってしても、肌の外から皮膚の深いところまで成分を届けていくことは難しいのです。そもそも化粧品とは角層までしか届かず、表皮の下の真皮層までは届きません。化粧品の成分や原理を考えると、期待できる効果にも限界があると思います。

機能性化粧品について

患者さまに、当院でも使っているような効果があると言われている機能性化粧品について質問されることがあります。機能性化粧品は光老化防止、抗しわ・抗加齢(アンチエイジング)などの機能や効能効果を謳う化粧料のことで、「機能性皮膚化粧料」として定義されています。

美容クリニックなどで販売している機能性化粧品の中にはその中には医薬品に近いような成分を含んでいるものもあります。

例えば、当院ではR1、R2と独自に名前をつけている「オールトランスレチノイン酸」の軟膏を処方しています。
このR1とR2は、他の一般の化粧品と一緒にホームケアとして家で治療のために使ってもらう軟膏です。
美容クリニックでは他の一般化粧品と一緒に使うことで治療効果を上げる目的で使ってもらっています。
医薬品のような効果を期待できますが、副作用の危険性がないわけではありません。
ただし、例えば反応が強く出てしまった場合においても医師による指導をしっかりとしていくことで、なるべく安全に使い続けられるようにしています。
R1,R2は化粧品ではなく薬品ですがいわゆる機能性化粧品は美容クリニックなどで医師の指導のもと使うことをおすすめします。

R-1軟膏(トレチノイン酸+ハイドロキノン)
R-2軟膏(トレチノイン酸)

一般化粧品でも強い効果があるように言われている、または抗シワなどの強い効果が記載されている商品もあるという質問をされることがあります。
一般化粧品にも薬機法で定められた効能効果がありますが、その作用は「緩和である」という定義づけがなされています。

化粧品は予防や他の治療の補助として使うための成分が入っているものがほとんどです。
具体的な効果を期待したい場合には美容クリニックなどで独自に処方している(先ほど紹介した「オールトランスレチノイン酸」)などを組み合わせることで、シミや小ジワを減らしたり、お肌のハリを取り戻したり、たるみの予防などをしていくことが可能になります。

ですから、一般化粧品というものは補助的な役割と考えていただいて、治療や治療薬と一緒に使ってもらうのが効果的かなと思います。

高級化粧品も無意味ではない!?

「5万円、10万円の高級化粧品は効果がなく、無駄なのですか」という質問をされることがありますが、それは違います。
ホームケアとして日頃から高級、高濃度の保湿剤やクリームなどで肌をケアすることでエイジングケア(年齢に応じたケア)はできます。
ただし、間違って解釈しないでいただきたいのが、高級化粧品で美容クリニックで受けられるような治療的なケアを行うことはできないことです。例えば、たるみ改善は市販されている高級化粧品では不可能です。
予防と現状維持とお考えください。

美容クリニックに通う時間のない方が、ホームケアとして肌状態を維持する目的で使っていくのであれば、高級化粧品にも十分な意味はあると考えます。

皮膚の深いところ、一番効いて欲しい場所までは化粧品成分は届きません。優れた改善効果を期待するのであれば美容医療を併用して治療していく方が効果的だと考えます。

コストパフォーマンスはどうなの?

コストパフォーマンスの面でも、高級化粧品と美容クリニックを併用すると効果的です。
美容クリニックでの治療を受けた方がより改善を実感でき、使う高級化粧品の量も減ってくると考えられます。

年間を通してのコストパフォーマンスを考えると、高級化粧品と美容クリニックを併用することで、長期的な目でみればコストはかかりにくくなるでしょう。

例えば、現在、化粧品に月に10万円の費用をかけている人は、年間120万円を化粧品に使っていることになります。使っている化粧品を半分くらいの費用のものに変えて、残った60万円分を美容医療にかけた方が、高級化粧品を120万円分使うよりも効果が得られるでしょう。

60万円を美容医療に投資できれば、実感のある効果的な治療が行っていけると思います。

決して高級化粧品を否定しているわけではありませんが、美容クリニックでの治療を併用していく方が、より結果が出やすいと考えます。何か疑問などがある場合にはご相談ください。化粧品と美容医療の組み合わせをご提案させていただきます。

美容医療の併用方法

例として、年間120万円の高級化粧品を使っていたケースで、半分の60万円を美容医療に使うと仮定します。
年間60万円で、例えばですが以下のような治療ができます。

● サーマクール(高周波治療)
● ウルトラセルQプラス(超音波治療)
● ヒアルロン酸注射
● ボトックス注射
● ライムライト(シミとり)

これらの治療はいずれも効果のある治療方法です。60万円もあれば十分に治療を受けられるのです。毎月高い化粧品を使ってる方は、この機会に美容に対するアプローチを見直していただければと思います。
当院では患者さまの肌に合ったプラン、費用に合ったプランをご紹介いたします。

効果を求めるなら美容医療の併用を推奨

毎月5万円、10万円の高級化粧品と、美容クリニックでの美容医療ではどちらがエイジング対策に効果があるかというお話をしました。
いかがでしたでしょうか?

結論としては、美容クリニックによる美容医療を組み合わせた方が効果的です。
ただし、美容クリニックに来ることができない方などにおいては、ホームケアとして高級化粧品を使うことは無意味ではありません。もちろん、美容クリニックとの併用もおすすめです。

見える効果を実感したい方は当院に一度ご相談ください。あなたに合った美容医療との併用方法をご提案させていただきます。

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